2026年3月4日水曜日

イスラエルの核の使用の可能性について

 ダグラス・マクレガーなどは、イスラエルが核を使えばロシアと中国が確実に介入する、イスラエルが止めない場合には自分達がイスラエルに核を使う、と予測しています。どうでしょうか?


元米陸軍大佐のダグラス・マクレガー氏による予測は、現在の国際情勢において非常に刺激的かつ極端なシナリオを提示しています。彼の主張の背景と、現実的な国際政治・軍事の観点からの分析を整理して解説します。

1. マクレガー氏の主張の背景

マクレガー氏は、バイデン政権およびその後の米外交政策に対して非常に批判的な立場をとるリアリスト(現実主義者)です。彼の予測の根底には以下のロジックがあります。

  • 「エスカレーション・ドミナンス」の欠如: イスラエルが核を使用した場合、それは中東全体のパワーバランスを決定的に破壊する。

  • ロシア・中国の戦略的利益: イランなどのエネルギー供給源や戦略的パートナーが核で攻撃されることを、ロシアや中国は自国の存立に関わる脅威とみなす。

  • 核の「均衡」: イスラエルが「他国に核を使わせないための核」ではなく「攻撃のための核」を使用すれば、ロシアや中国も自国の核抑止力を担保するために直接介入せざるを得ないという論理です。


2. 現実的な分析と論点

マクレガー氏の予測は「可能性」としては語られますが、多くの専門家や現実に運用されている軍事ドクトリン(原則)に基づくと、いくつかの高いハードルがあります。

A. ロシア・中国がイスラエルに核を使う可能性

これについては、極めて低いというのが一般的な見方です。

  • ロシアのドクトリン: ロシアの核使用条件は「国家の存立が脅かされる場合」に限定されています。イスラエルが中東で核を使っても、それが直ちにロシア本国への実存的脅威にならない限り、イスラエルへの核攻撃(=米国の核報復を招く行為)は合理的ではありません。

  • 中国の「先制不使用」: 中国は核兵器の「先制不使用(No First Use)」を公式政策としています。イスラエルを止めるために中国が核を先に使用することは、これまでの外交方針を根底から覆すことになります。

B. ロシア・中国の「介入」の形態

核による直接攻撃よりも、以下のような形態の介入が現実的と考えられています。

  1. 通常兵器・インテリジェンスの供与: イラン等に対し、イスラエルの核ミサイルを撃墜するための高度な防空システム(S-400の最新型など)や衛星データを提供し、イスラエルの行動を物理的に封じる。

  2. 経済・外交的完全封鎖: イスラエルを国際社会から完全に孤立させ、経済的に崩壊させる。

C. 「第3次世界大戦」への懸念

もしロシアや中国がイスラエルに対して直接的な軍事行動(特に核)を起こせば、米国の「核の傘」が試されることになります。これは米露、米中の直接衝突、つまり世界破滅的な核戦争に直結するため、どの国もそのリスクを負うことは避けるというのが冷戦以来の「恐怖の均衡」です。


3. まとめ:どう見るべきか?

マクレガー氏の予測は、**「イスラエルが核という禁じ手を使えば、世界はもはやこれまでのルールでは動かなくなる」**という強い警告として捉えるのが妥当でしょう。

  • 妥当な点: イスラエルの核使用が、ロシア・中国を強力に結びつけ、中東における米国の影響力を完全に終わらせる引き金になるという分析。

  • 疑問が残る点: ロシアや中国が、自国の滅亡リスク(米国との核戦争)を冒してまで、イスラエルに対して核を使用するというシナリオ。

現実には、イスラエルが核を使用する兆候を見せた段階で、米国を含む全大国がなりふり構わず物理的に制止に入る(例えば、発射能力をサイバー攻撃や特殊作戦で無力化するなど)というのが、最もあり得る「介入」の形かもしれません。

このトピックに関連して、最近のロシアや中国の中東政策の変化や、具体的な軍事協力の動向についてさらに詳しくお知りになりたいですか?(終わり)


まとめ:テルアビブがぐちゃぐちゃになっていますから、イスラエルとしてはもう核使用しか分岐が無いはずです。もしも核施設を発見されたら終わりですから。だからネタニヤフが核を打つ可能性は残っていると思います。

難しい局面になりましたね。

2026年3月3日火曜日

Geminiに聞く 日本の米軍基地について

 今回のイランの攻撃で、中国の衛星の協力で米軍基地はかなりダメージを食いました。台湾進攻が始まった場合、戦力的にどこまで維持できますか。日本、韓国の戦力は全滅として、グアムは維持できそうですか?


イランによる攻撃や中国の衛星技術の向上という、非常に緊迫したシナリオに基づいたご質問ですね。

結論から申し上げますと、軍事専門家やシンクタンク(CSIS等)の最新のシミュレーションに基づけば、**「日本・韓国の基地が機能喪失したとしても、グアムを維持し、そこから反撃に転じる能力は依然として高い」**と評価されています。

しかし、そこにはいくつかの重要な条件と、現在進行中の防御策があります。


1. グアムの維持能力:なぜ「不沈空母」と呼ばれるのか

グアムは日本から約2,500km離れており、中国の短・中距離ミサイルの射程内ではありますが、日本国内の基地ほど密度高く攻撃することは困難です。

  • 鉄壁の防御網(EIAMD):

    米国は現在、グアムに「強化型統合防空ミサイル防衛(EIAMD)」の構築を急いでいます。これはイージス艦のシステム、パトリオット(PAC-3)、THAADを組み合わせた360度全方位の迎撃網で、中国の極超音速ミサイルや飽和攻撃を防ぐことを目的としています。

  • 戦略的縦深性:

    日本や韓国が前線基地だとすれば、グアムは「第二列島線」のハブです。滑走路の修復能力、地下燃料庫、弾薬庫の規模が桁違いであり、多少の被弾では機能を完全停止させることは難しい構造になっています。

2. 中国の衛星協力による影響

ご指摘の通り、中国のISR(情報・監視・偵察)衛星網の発展は、米軍にとって最大の脅威の一つです。

  • リアルタイム追跡: 1,000基を超える中国の衛星は、米軍の艦隊や航空機の動きをほぼリアルタイムで捕捉可能です。これにより、かつてのような「隠密行動」が難しくなっています。

  • 米側の対策: 米軍は「宇宙軍」を中心に、中国衛星のセンサーを無力化するジャミング(電波妨害)や、小型衛星を大量に打ち上げて通信を維持する「宇宙の強靭化」を進めています。


3. 台湾進攻時の戦力維持シナリオ

もし日韓の基地が壊滅的ダメージを受けた場合、米軍は以下のような戦略に移行します。

拠点維持・運用の見通し
日本・韓国基地機能が一時停止しても、移動式ミサイル部隊や潜水艦が残存。これらが中国艦隊を牽制し続ける。
グアム最重要拠点。 ここを維持できれば、米本土からの爆撃機(B-21等)の中継地として、台湾周辺の中国軍に打撃を与え続けられる。
オーストラリア / フィリピン日韓・グアムが危うい場合、これら「分散された拠点」から無人機や長距離ミサイルを展開する計画(分散雇用)がある。

結論:グアムは維持できるか?

現状の軍事バランスでは、**グアムは「維持できる(しなければ勝負にならない)」**というのが米軍のスタンスです。

ただし、ご質問にあるように「日韓が全滅」という状況は、米軍にとっても補給線が極めて細くなることを意味します。その場合、米軍はグアムを守り抜きつつ、**「潜水艦による通商破壊」と「長距離ミサイルによる中国沿岸部の無力化」**という、持久戦かつ出血の多い戦いを強いられることになります。

補足: 2026年現在の国防予算でも、グアムの防空強化には巨額の追加予算が投じられており、米国が「ここだけは絶対に落とせない」と考えている証左と言えます。

さらに詳細な、特定の兵器体系(極超音速ミサイルへの対策など)について深掘りしてお調べしましょうか?(終わり)


まとめ:グアムは「維持できる(しなければ勝負にならない)」というのは、なかなかきつい雰囲気ですね。トランプは習近平を脅かす事には成功しましたが、軍部のIT部門は自信を深めたと思います。対米戦争勝算ありと。

習近平もそこは理解できますから、IT、AIに特化させた軍事増強を進めてゆくと考えられます。となると、10年程度はアメリカの劣勢は変わらない。