2026年4月3日金曜日

「法戦争(ローフェア)」の結末

 田中角栄としてのネタニヤフ


参照いただきたい。司法で政敵を葬るのは、英米の常套手段である。ネタニヤフはそれに反抗した。エプスタインやら、アメリカの議員への銭ゲバやら、メディア戦略やら、直接的な暗殺の脅しやら、ガザ紛争やら、とにもかくにも色々頑張った。頑張った結末として、今日のアメリカの没落がある。といってネタニヤフが勝ったわけでは無い。でも共倒れにはできた。

アメリカはイランに勝てない。ということは、アメリカが戦争に留まろうと、あるいは中近東から撤収しようと、イスラエルの運命ははっきり決まってしまった。滅亡である。消滅である。ロシアに仲介してもらって存続する道もあるにはある。しかし地中海沿岸にロシアの拠点を作るくらいなら、むしろ滅亡させて旧来通りトルコ影響圏に戻すほうが、英米にとってはスジが良い。その方向で動くだろう。アラブ勢は正直烏合の衆である。再びオスマン・サファヴィー戦争的中近東世界になると想定される。

日本でも田中角栄および経世会人脈は、英米との法戦争にやられていた。最近では鈴木宗男と佐藤優である。佐藤をバックアップしていたのがイスラエルである。イスラエルが英米との法戦争を戦っていたという見解には、日本からも傍証があるのである。ただいま全世界から憎まれているイスラエルだが、角栄、タクシンが苦しかったように、イスラエルも又苦しかったのだろう。

以上のストーリーを、イランは理解できている。文学的理解力に関しては、英米アングロサクソン・ロシア・イランの三か国が世界トップである。日本も水準自体は高いし、一般大衆のレベルでは世界最高なのだが、アカデミズムがアカデミズムだから結果的にアカデミズム、と政府の振る舞いとしてはなってしまう。残念である。

中国は徐々に実力を発揮し始めている最中である。インドは読めても積極的行動として反映されないので考慮する必要性が薄い。無の境地である。イタリアも非常に読めるしだからメローニが持ち上げられているが、ムッソリーニだってよく読めたし勤勉だった。しかし国民の頑張る力はインドと五十歩百歩である。実行力はどうせ無い。連中の口を信用してはいけない。前回の無責任姿勢を日本人は思い出すべきである。

話戻す。とにかくイランはハイレベルである。トランプが「そろそろイスラエルを潰そうか」と考えていることまで理解している。煮ても焼いても食えない連中である。だから結局イランが勝者になる。ちなみユダヤ系の文学能力は、私見によればかなり低い。前述の「エプスタインやら、アメリカの議員への銭ゲバやら、メディア戦略やら、直接的な暗殺の脅しやら、ガザ紛争やら」というのも、要は大衆相手の資源動員論であって、ピンポイントで相手を引きずり回す力はない。英米の一般大衆には有効でも、イラン、ロシアの指導部には無効なのである。

さて、今回の法戦争で、アメリカは空母を大破させられ、ペトロダラーの利益を失った。物凄い出血だった。となると、戦後日本を支配してきた東京地検特捜部および司法のくびきは、大幅に緩んだとみて間違いない。小さい額の裏金で大騒ぎする馬鹿な話は卒業できそうである。アメリカがかわりに使うのは、ITによる間接支配だろう。こちらのほうの対策も進めなければならないが、それよりもまずは、イランのようにインテリが「読める」国になるのが最短距離である。大衆レベルでは既に世界最高なのだから。


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