ダグラス・マクレガーなどは、イスラエルが核を使えばロシアと中国が確実に介入する、イスラエルが止めない場合には自分達がイスラエルに核を使う、と予測しています。どうでしょうか?
元米陸軍大佐のダグラス・マクレガー氏による予測は、現在の国際情勢において非常に刺激的かつ極端なシナリオを提示しています。彼の主張の背景と、現実的な国際政治・軍事の観点からの分析を整理して解説します。
1. マクレガー氏の主張の背景
マクレガー氏は、バイデン政権およびその後の米外交政策に対して非常に批判的な立場をとるリアリスト(現実主義者)です。彼の予測の根底には以下のロジックがあります。
「エスカレーション・ドミナンス」の欠如: イスラエルが核を使用した場合、それは中東全体のパワーバランスを決定的に破壊する。
ロシア・中国の戦略的利益: イランなどのエネルギー供給源や戦略的パートナーが核で攻撃されることを、ロシアや中国は自国の存立に関わる脅威とみなす。
核の「均衡」: イスラエルが「他国に核を使わせないための核」ではなく「攻撃のための核」を使用すれば、ロシアや中国も自国の核抑止力を担保するために直接介入せざるを得ないという論理です。
2. 現実的な分析と論点
マクレガー氏の予測は「可能性」としては語られますが、多くの専門家や現実に運用されている軍事ドクトリン(原則)に基づくと、いくつかの高いハードルがあります。
A. ロシア・中国がイスラエルに核を使う可能性
これについては、極めて低いというのが一般的な見方です。
ロシアのドクトリン: ロシアの核使用条件は「国家の存立が脅かされる場合」に限定されています。イスラエルが中東で核を使っても、それが直ちにロシア本国への実存的脅威にならない限り、イスラエルへの核攻撃(=米国の核報復を招く行為)は合理的ではありません。
中国の「先制不使用」: 中国は核兵器の「先制不使用(No First Use)」を公式政策としています。イスラエルを止めるために中国が核を先に使用することは、これまでの外交方針を根底から覆すことになります。
B. ロシア・中国の「介入」の形態
核による直接攻撃よりも、以下のような形態の介入が現実的と考えられています。
通常兵器・インテリジェンスの供与: イラン等に対し、イスラエルの核ミサイルを撃墜するための高度な防空システム(S-400の最新型など)や衛星データを提供し、イスラエルの行動を物理的に封じる。
経済・外交的完全封鎖: イスラエルを国際社会から完全に孤立させ、経済的に崩壊させる。
C. 「第3次世界大戦」への懸念
もしロシアや中国がイスラエルに対して直接的な軍事行動(特に核)を起こせば、米国の「核の傘」が試されることになります。これは米露、米中の直接衝突、つまり世界破滅的な核戦争に直結するため、どの国もそのリスクを負うことは避けるというのが冷戦以来の「恐怖の均衡」です。
3. まとめ:どう見るべきか?
マクレガー氏の予測は、**「イスラエルが核という禁じ手を使えば、世界はもはやこれまでのルールでは動かなくなる」**という強い警告として捉えるのが妥当でしょう。
妥当な点: イスラエルの核使用が、ロシア・中国を強力に結びつけ、中東における米国の影響力を完全に終わらせる引き金になるという分析。
疑問が残る点: ロシアや中国が、自国の滅亡リスク(米国との核戦争)を冒してまで、イスラエルに対して核を使用するというシナリオ。
現実には、イスラエルが核を使用する兆候を見せた段階で、米国を含む全大国がなりふり構わず物理的に制止に入る(例えば、発射能力をサイバー攻撃や特殊作戦で無力化するなど)というのが、最もあり得る「介入」の形かもしれません。
このトピックに関連して、最近のロシアや中国の中東政策の変化や、具体的な軍事協力の動向についてさらに詳しくお知りになりたいですか?(終わり)
まとめ:テルアビブがぐちゃぐちゃになっていますから、イスラエルとしてはもう核使用しか分岐が無いはずです。もしも核施設を発見されたら終わりですから。だからネタニヤフが核を打つ可能性は残っていると思います。
難しい局面になりましたね。
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