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2017年1月20日金曜日

新羅と高句麗

新羅が百済を滅ぼした。
倭国は百済を復興すべく、白村江に出兵した。
迎え打ったのは、新羅と唐の連合軍である。
倭国は大敗した。

なぜ唐が新羅を救援したか。
それは高句麗に対応するためである。
高句麗遠征の失敗で隋は滅びた。
後をついだ唐は同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。
高句麗を新羅と挟み撃ちにしたかった。
だから、白村江に兵を出して、新羅を救援したのである。

中国が朝鮮半島に覇権を求める場合、
そして朝鮮半島が南北に分断されている場合、
この方法は今日でも有効である。
朴政権が中国と疎遠になり、アメリカ寄りになってから、
韓国の検察は朴政権を攻撃しはじめた。
中国の勢力が強く韓国を覆っており、
アメリカの力は大変薄弱になったと見てさしつかえない。
(韓国が反故にしつつある慰安婦合意は、アメリカの肝いりだったことを想起されたし)


以上から、朝鮮半島をめぐる覇権争いの帰趨は、
すでに決していると見るべきだと考える。
中国が侵攻作戦を決行するのは、
シリア情勢にたいするアメリカの動き次第だが、
数年以内だろうと思う。