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2018年10月30日火曜日

徴用工判決


みなさん楽しそうに会話されている。
請求を認めない判決だったら、
みなさまお通夜のような雰囲気だったのではないか。

韓国、中国が十分経済成長した。
だから、日本が半島と中国を敵視、対抗するに、
十分な環境が整ったのである。

1、1940年代:アメリカは日本、ドイツの台頭を脅威に思っていた。第二次世界大戦に突入
2、1945年、日本に勝利、当分日本は弱小国のままのつもりだった
3、1947年、冷戦開始、日本に相応の役割を背負わせるために経済成長を許可した
4、1960年代以降、日本の経済力が肥大化した。このままでは制御不能に陥る可能性が出てきた。
5、1972年。日本を押さえ込むために中国の利用を考える。米中国交正常化に向かう。
4、1991年、冷戦終結。冷戦にアメリカは勝った。しかし日本の経済力が肥大化しすぎた。力点を日本から中国にシフトさせる。
5、2018年、中国の経済力が肥大化。制御不能に陥りそうなので、中国と新冷戦開始。

これで当分、冷戦時代の体制を維持できる。ソ連が中国+半島に変わっただけ。
共産党崩壊まで何年かかるだろうか。それまでの間、日本は経済成長を安心して享受できる。

2018年10月24日水曜日

もしものコーナー

「もしもバブルが潰れていなかったら、あるいは崩壊後の処理を誤らなかったら」

日本は順調に経済成長をとげ、中国はもちろん、アメリカ以上の経済大国になっていただろう。つまりアメリカの覇権は完全に崩壊しただろう(絶対そうだとは言えないが、そうなっていた可能性はかなり高い)。

アメリカはそれを許したか。絶対に許さない。日米戦争第二幕である。ところで今日でも日本人は平和ボケしている。順調に経済成長したなら、もっと平和ボケしていたことになる。そんな日本がアメリカに勝てるか。まず勝てない。つまりふたたび焦土になっていた。前回の戦争と同じく、なにも考えない無意味な戦争を繰り返していたのだろう。

この苦難の20年を総括する結論が出てしまった。
「バブルが崩壊し、後処理も間違って低成長に沈んだのは正解だった。最善ではないにせよ、次善ではあった」
非常に残念な結論である。

経済成長はかならず国家間の関係を変化させる。バブル期の日本には、そんな考えは毛頭なかった。無神経に歩いてゆくだけでバラ色の未来が来ると思っていた。まわりの敗者を勘案することはまったくなかった(この場合、アメリカが敗者だった)。

そりゃあきまへんな。なるほど経済成長に限界があったはずである。

2018年10月21日日曜日

IMF

総理がIMFのラガルドと会って、いやそうな顔して話して、数日後にIMFから「日本は財政危機ではない」という情報が出る。つまり、ラガルドとなんらかの取引をして、情報出してもらったと考えるのが妥当である。どんな取引をしたかはわからないが、これで消費増税はほぼなくなったと見ていいだろう。

消費税をどうするか、くらいは自分たちの力で決めたいものである。残念ながら、国民がだまされやすすぎる。

2018年10月16日火曜日

細川ガラシア

https://note.com/fufufufujitani/n/nc373696e9973
「阿部一族」をアップした。

死ぬ藩主細川忠利は、細川幽斎の孫である。細川幽斎は明智光秀と親しかったから、自分の息子の嫁に、光秀の娘をもらった。明智珠、世に言う細川ガラシアである。
忠利はつまり、細川ガラシャの息子である。阿部一族の悲劇、細川藩の「殉死熱」は、
ガラシアの辞世
散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ 」に支配されている気が、しなくもない。

現代でもそうだが、昔も家の雰囲気、家風をつくるのは女性だったはずである。北条政子を見よ、日野富子をみよ。
ガラシャは気性が激しかった。光秀の子供だから当然である。亭主の三斎ははっきりガラシャを恐れていたのではないか。

作中柄本の嫁が阿部一族を見舞う。嫁はいざとなったら自分が責任を取るとの覚悟で訪問する。ここでも嫁が家風を作っている。おそらくこの嫁は、藩の台所事情も察知していたはずである。

竹内数馬の嫁はおそらくなにもわかっていない。長十郎の嫁もそうであろう。表面には出てこないが、実際は妻の知能が家の明暗を左右する、ということを鴎外は知っていたようである。奇怪なほどに賢明である。異常な世間知である。

鴎外の脚気の問題はここでは触れない。しかし同じ島根県出身ということで、私はどうしても竹下登を想起するのである。プラザ合意を想起するのである。竹下も世情にくわしい人物であったのは間違いない。鴎外と同じく、出世する人物である。よいのだろうか、わるいのだろうか、判断がつかない。

2018年10月12日金曜日

清王朝末期

欧米諸国が中国との敵対姿勢をはっきり示した。
清王朝末期の再現である。

ペンス演説をざっとまとめてみた。
西洋は演説が重要な社会である。
だからきっちり構成されている。
一級文芸品の構成には及ばないが、非常に練りこまれている。




全体は5部構成
1イントロ
2過去の中国とのよい関係
3中国の悪行
4アメリカは引き下がらない
5しめくくり

中心はもちろん、3中国の悪行である。
このうちわけは、
1:自由-経済-覇権
2:自由-覇権-経済
3:内政干渉
と3分割できる。
2回順序を変えながら同じ主題を繰り返し、
クライマックスにもってゆく。
クライマックスは、内政干渉への激しい非難である。
共産党幹部がアメリカに移した資産はすべて没収されかねない勢いである。
エグい。

今後中国はガリガリ削られてゆくのだろう。日本としても同情の余地はない。しかしこれから中国がされるエグい事を観察してゆくと、欧米人の本質は見えてくるだろう。彼らはハンターであり、狩りモードのスイッチが入ると、生き生きと活動できるようである。そしてそれを支えるのは、狩人特有の、客観性、手順構築性である。ペンス演説の構成にもそれは表れている。



2018年10月6日土曜日

米中戦争

中国、半島は「古代国家」である。

「優生学」の悪名のもとに見失われがちな知見だが、東アジアの住民は、元来世界最高レベルの知能指数を持っている。文化的に、ではなく生物的に最高レベルなのである。単純に言えば頭がよい。だから日本、半島、中国が世界の政治経済をリードしてもおかしくない。しかし現状そうなっていない。元大統領の裁判見ればわかるとおり、韓国も民主主義、近代国家とは言いがたい。中国の民主化ははるか未来の蜃気楼である。

メリットはデメリットの母である。東アジアの住民は知能が高く、高いせいで学習能力が高く、過去の記憶の保持能力が高い。日本の場合は過去を天皇に押し込んで自由に動けるが、半島と中国は天皇がいないのでそうはいかない。近代文明をいくら学習しても、過去の文明が忘れられない。過去を強く覚えている。それゆえ、彼らは依然として古代国家である。

古代国家とはなにか。王がおり、その近辺のみが主権を握り、一方で民衆は民草であって国家の存亡には関心がない。自己の利益のみを追求する。ようするに、近代国家にくらべればはるかにバラバラである。現に、大量の人々が日本に出稼ぎに来ているが、本国に帰りたい、本国を良くしたいという志を持つひとは非常に少ない。まったく無いとは言わないが。

その古代国家の人々が、資本の流入により経済成長した。金持ちになった。なっても中身は近代人ではない。古代人である。社会全体、国家全体は考えない。考える習慣がない。全員得手勝手に利益を追求してゆく。そんな彼らが神の見えざる手によって最適化された姿が、現在の韓国、中国である。

アメリカはその中国と、はっききり敵対関係になった。なったがアメリカはおそらく理解していまい、自分たちが対峙する敵は、自分たちのような、国家意思を持った人々ではない。各人が利益を追求しているだけの人々の集合である。つまり、敵としての実態は存在していない。

南シナ海で活動している中国海軍は、おそらく習近平の意思と関係なく動いている。なぜなら古代国家とはそういうものだから。中国海軍はアメリカと戦いたいのではなく、習近平を、アメリカの力を借りて脅迫したいのであろう。古代国家の住民としては当然の行動である。

日本でも盛んだが、アメリカマスコミへの介入も、民主主義への介入も、国家意思ではない。担当者個人の欲望、自分が中国政府内部で確固たるポジションを確立するための活動で、活動をエグいくらい出来なければ、やがで失脚するか、消滅するのが、古代国家の官僚の運命だからである。

元来アメリカが作ったのが共産党中国である。現在オーナーが、作品を潰そうとしている。つまり、アメリカは自分の作品の不完全さを認めたのである。次の統治システムは、当然オーナーであるアメリカが作る。しかしどう作るかは大変むずかしい。古代国家の伝統が、当面生き続けるからである。