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2018年10月24日水曜日

もしものコーナー

「もしもバブルが潰れていなかったら、あるいは崩壊後の処理を誤らなかったら」

日本は順調に経済成長をとげ、中国はもちろん、アメリカ以上の経済大国になっていただろう。つまりアメリカの覇権は完全に崩壊しただろう(絶対そうだとは言えないが、そうなっていた可能性はかなり高い)。

アメリカはそれを許したか。絶対に許さない。日米戦争第二幕である。ところで今日でも日本人は平和ボケしている。順調に経済成長したなら、もっと平和ボケしていたことになる。そんな日本がアメリカに勝てるか。まず勝てない。つまりふたたび焦土になっていた。前回の戦争と同じく、なにも考えない無意味な戦争を繰り返していたのだろう。

この苦難の20年を総括する結論が出てしまった。
「バブルが崩壊し、後処理も間違って低成長に沈んだのは正解だった。最善ではないにせよ、次善ではあった」
非常に残念な結論である。

経済成長はかならず国家間の関係を変化させる。バブル期の日本には、そんな考えは毛頭なかった。無神経に歩いてゆくだけでバラ色の未来が来ると思っていた。まわりの敗者を勘案することはまったくなかった(この場合、アメリカが敗者だった)。

そりゃあきまへんな。なるほど経済成長に限界があったはずである。

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