ヨーロッパの言語を、語順言語か、語形変化言語かに分類すると、
語順言語:英語、フランス語、イタリア語、スペイン語
語形変化言語:ロシア語、ポーランド語、ドイツ語
となるらしい。英語なんて三単現のsは残っているが、活用をほとんどしない。語形変化語のロシア語は、格変化が6つあったと思うのだが、格変化が多いということは、語順がフリーになるということで、ポーランド語も同じらしい。
さて、物語作品を成り立たせる工夫を
1,構成
2、キャラ配置
に二分すると、面白いことに気付く。キャラ配置の得意な作家は、例えばドストエフスキー(ロシア)、コンラッド(ポーランド)、マン(ドイツ)なのである。
キャラ配置が得意だと、構成は少々甘くても良い。わりとフリーになる。いわば語順に凝らなくて良い。キャラ配置が苦手だと、構成をきっちり組み立てないと名作にならない。