2025年10月11日土曜日

語形変化とキャラ配置

 ヨーロッパの言語を、語順言語か、語形変化言語かに分類すると、


語順言語:英語、フランス語、イタリア語、スペイン語

語形変化言語:ロシア語、ポーランド語、ドイツ語


となるらしい。英語なんて三単現のsは残っているが、活用をほとんどしない。語形変化語のロシア語は、格変化が6つあったと思うのだが、格変化が多いということは、語順がフリーになるということで、ポーランド語も同じらしい。


さて、物語作品を成り立たせる工夫を

1,構成

2、キャラ配置

に二分すると、面白いことに気付く。キャラ配置の得意な作家は、例えばドストエフスキー(ロシア)、コンラッド(ポーランド)、マン(ドイツ)なのである。

キャラ配置が得意だと、構成は少々甘くても良い。わりとフリーになる。いわば語順に凝らなくて良い。キャラ配置が苦手だと、構成をきっちり組み立てないと名作にならない。