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2017年1月20日金曜日

新羅と高句麗

新羅が百済を滅ぼした。
倭国は百済を復興すべく、白村江に出兵した。
迎え打ったのは、新羅と唐の連合軍である。
倭国は大敗した。

なぜ唐が新羅を救援したか。
それは高句麗に対応するためである。
高句麗遠征の失敗で隋は滅びた。
後をついだ唐は同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。
高句麗を新羅と挟み撃ちにしたかった。
だから、白村江に兵を出して、新羅を救援したのである。

中国が朝鮮半島に覇権を求める場合、
そして朝鮮半島が南北に分断されている場合、
この方法は今日でも有効である。
朴政権が中国と疎遠になり、アメリカ寄りになってから、
韓国の検察は朴政権を攻撃しはじめた。
中国の勢力が強く韓国を覆っており、
アメリカの力は大変薄弱になったと見てさしつかえない。
(韓国が反故にしつつある慰安婦合意は、アメリカの肝いりだったことを想起されたし)


以上から、朝鮮半島をめぐる覇権争いの帰趨は、
すでに決していると見るべきだと考える。
中国が侵攻作戦を決行するのは、
シリア情勢にたいするアメリカの動き次第だが、
数年以内だろうと思う。

2016年12月20日火曜日

玉突き

1、安部プーチンの下関会談で、ロシアの東方の安全保障が確保される目が出た
2、東方が安全になれば、ロシアは西方、南方に力を注げる
3、となればシリアはロシア勢力圏となる確立が高い
4、イスラエルは手駒のISが壊滅状況で追い詰められている
5、ロシアとトルコが組むと、イスラエルは国家として存続不能に陥りかねない
6、よって今回のトルコでのロシア大使殺傷事件を引き起こした。

と見ています。
アメリカもからんでいるかもしれませんが、
火急にこの事件を必要としたのは、まずイスラエルでしょう。
歴史は陰謀で動きます。

結論
1、下関会談は、ノモンハンと同じ役目であった。
2、日本の存在は、なんやかんや言って大きい。
3、いつイスラエルが核兵器を使うか、あるいはそれを回避できるか、が今後の焦点となります。
きつい時代になりました。

2016年11月29日火曜日

日本映画

最近日本映画は好調です。
なぜ好調か。製作サイドの努力をうんぬんする声が高いのですが、
実は単純な話です。
テレビの魅力が弱まっただけです。

実は1950年代、日本映画は世界最高水準でした。
小津の「東京物語」が1953年
溝口の「近松物語」が1954年
黒澤の「七人の侍」も1954年
巨人がそろいぶみしていました。

しかし1959年、皇太子様ご成婚の影響で、家庭に一気にテレビが普及しまして
その余波を受けて、日本映画は長期没落にはまりました。
ところが平成に入って以降、テレビの面白さが長期没落しています。
それで映画館に人が戻ってきたと。

あとレンタルDVDが100円というのは大きいですね。