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2018年10月21日日曜日

IMF

総理がIMFのラガルドと会って、いやそうな顔して話して、数日後にIMFから「日本は財政危機ではない」という情報が出る。つまり、ラガルドとなんらかの取引をして、情報出してもらったと考えるのが妥当である。どんな取引をしたかはわからないが、これで消費増税はほぼなくなったと見ていいだろう。

消費税をどうするか、くらいは自分たちの力で決めたいものである。残念ながら、国民がだまされやすすぎる。

2018年10月16日火曜日

細川ガラシア

https://note.com/fufufufujitani/n/nc373696e9973
「阿部一族」をアップした。

死ぬ藩主細川忠利は、細川幽斎の孫である。細川幽斎は明智光秀と親しかったから、自分の息子の嫁に、光秀の娘をもらった。明智珠、世に言う細川ガラシアである。
忠利はつまり、細川ガラシャの息子である。阿部一族の悲劇、細川藩の「殉死熱」は、
ガラシアの辞世
散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ 」に支配されている気が、しなくもない。

現代でもそうだが、昔も家の雰囲気、家風をつくるのは女性だったはずである。北条政子を見よ、日野富子をみよ。
ガラシャは気性が激しかった。光秀の子供だから当然である。亭主の三斎ははっきりガラシャを恐れていたのではないか。

作中柄本の嫁が阿部一族を見舞う。嫁はいざとなったら自分が責任を取るとの覚悟で訪問する。ここでも嫁が家風を作っている。おそらくこの嫁は、藩の台所事情も察知していたはずである。

竹内数馬の嫁はおそらくなにもわかっていない。長十郎の嫁もそうであろう。表面には出てこないが、実際は妻の知能が家の明暗を左右する、ということを鴎外は知っていたようである。奇怪なほどに賢明である。異常な世間知である。

鴎外の脚気の問題はここでは触れない。しかし同じ島根県出身ということで、私はどうしても竹下登を想起するのである。プラザ合意を想起するのである。竹下も世情にくわしい人物であったのは間違いない。鴎外と同じく、出世する人物である。よいのだろうか、わるいのだろうか、判断がつかない。

2018年10月12日金曜日

清王朝末期

欧米諸国が中国との敵対姿勢をはっきり示した。
清王朝末期の再現である。

ペンス演説をざっとまとめてみた。
西洋は演説が重要な社会である。
だからきっちり構成されている。
一級文芸品の構成には及ばないが、非常に練りこまれている。




全体は5部構成
1イントロ
2過去の中国とのよい関係
3中国の悪行
4アメリカは引き下がらない
5しめくくり

中心はもちろん、3中国の悪行である。
このうちわけは、
1:自由-経済-覇権
2:自由-覇権-経済
3:内政干渉
と3分割できる。
2回順序を変えながら同じ主題を繰り返し、
クライマックスにもってゆく。
クライマックスは、内政干渉への激しい非難である。
共産党幹部がアメリカに移した資産はすべて没収されかねない勢いである。
エグい。

今後中国はガリガリ削られてゆくのだろう。日本としても同情の余地はない。しかしこれから中国がされるエグい事を観察してゆくと、欧米人の本質は見えてくるだろう。彼らはハンターであり、狩りモードのスイッチが入ると、生き生きと活動できるようである。そしてそれを支えるのは、狩人特有の、客観性、手順構築性である。ペンス演説の構成にもそれは表れている。