最後に主要登場人物対応表を掲載しておく。
なんとも上手な、小説技法ではありませんか。
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2009年7月3日金曜日
2009年7月2日木曜日
「カラマーゾフの兄弟」をよみとく 9
もはや最後のパーツになった。
少年たちの中で、アリューシャに該当するのは、
コーリャであろう。
アリューシャがミーチャを救出するがごとく、
ゾシマの兄の記憶が決闘に向かうゾシマの魂を救出するがごとく、
コーリャは犬のジューチカを救出する。
そしてこれで、カラマーゾフの兄弟が、
都合4セット完成したことになる。
1)本来の兄弟
2)僧院での女性信者
3)ゾシマの過去語り
4)未来のカラマーゾフたち
僧院で女性信者はおそらく、
神の世界でのカラマーゾフの描写であろう。
現在、過去、未来、カラマーゾフは繰り返し存在する。
この構成の背後の思想を性急に類推しても、成果はすくないであろう。
ただこの構成をより詳細に検討することからのみ、
カラマーゾフというこの、
おそらく世界中の文学好きの頭を、
重苦しく押さえつけてきた問題作品の、
言葉は悪いが、有効利用の方法が開けるのではないかと、
私は考えている。
少年たちの中で、アリューシャに該当するのは、
コーリャであろう。
アリューシャがミーチャを救出するがごとく、
ゾシマの兄の記憶が決闘に向かうゾシマの魂を救出するがごとく、
コーリャは犬のジューチカを救出する。
そしてこれで、カラマーゾフの兄弟が、
都合4セット完成したことになる。
1)本来の兄弟
2)僧院での女性信者
3)ゾシマの過去語り
4)未来のカラマーゾフたち
僧院で女性信者はおそらく、
神の世界でのカラマーゾフの描写であろう。
現在、過去、未来、カラマーゾフは繰り返し存在する。
この構成の背後の思想を性急に類推しても、成果はすくないであろう。
ただこの構成をより詳細に検討することからのみ、
カラマーゾフというこの、
おそらく世界中の文学好きの頭を、
重苦しく押さえつけてきた問題作品の、
言葉は悪いが、有効利用の方法が開けるのではないかと、
私は考えている。
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