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2020年7月8日水曜日

大集団と小集団

大集団:国家は財政破綻の危機にある
小集団:管理通貨制度で自国通貨建て内債は破綻できない

この大小の割合は、活動によって十分変化可能である。
現に小集団だった反緊縮もだいぶ大きくなった。

大集団:「人間失格」はダメ人間の太宰を書いている
小集団:「人間失格」は天皇を自分に重ねて描いている

こちらも割合は活動によって変化可能である。
似たような現象である。

ただ、経済の場合も文学の場合も、
小集団が大きくなるには限界があるような気もする。
大集団の錯誤が小集団の認識を支えているような気もする。
多くの人が値上がりする、と思ったときから値下がりがはじまる。

2020年7月6日月曜日

政党におけるキャラ配置戦略

応援しているれいわ新選組の票が伸び悩んでいる。
むしろ維新のほうが勢いがある。

維新という組織は、割と似通ったキャラを集める。
維新の根源にあるのは人形浄瑠璃の世話物だから、どうしてもキャラが似る。ざっと見てみても、

攻撃的で多弁な橋下。
真面目だが小狡い雰囲気の松井
昔真面目だったが今崩れている感ある足立
攻撃的だが多弁とは言えない吉村

(急いでいて間違った写真を使ったような気もするが、まあよしとする)

世話物というのは、ようするに日常の延長線上のドラマだから、手代とかのリーマンが恋愛する話しだ。登場人物は普通によくいるタイプでなければならない。目立たないが、安心感がある。わかりやすい。女性でも親しみやすい。

たいしてれいわは、山本太郎が党首である。太郎の出世作は深作欣二監督、「バトル・ロワイヤル」である。つまりれいわは深作映画なのである。




安冨歩教授は、




非常に優秀で尊敬しているが、キャラが若干立ちすぎる。
(急いでいて間違った映像使ったような気もするが、まあよしとする)

しかし今更、キャラを大人しくしても仕方がない。維新とカブるだけである。深作政党なら深作路線を極めればよいのである。キャラが過剰に立ちすぎる政党を極めればよいのである。

となると現在不足しているキャラは、

1、金子信雄


特技は嘘泣き。流石に議員にはできないので事務方のボスにする。テレビ用。


2、梶芽衣子


関東系の気が強いキリッとしている人。大きいことを言うのではなく、スジを通すとか、可愛そうとか、ひたすらミクロ倫理観で語りかけるキャラ。地味な和服が望ましい。
女性全般、および中年以上の男性票ねらい。


3、菅原文太

運動能力高そう、やや寡黙、頭の小回り悪そう、スポーツ刈り、
「あんたらほんまにそれでええんか?」という口調で演説するキャラ。
若年男性票ねらい。


4、渡瀬恒彦

「インテリ文学青年くずれ」みたいなヒネた感じのある男性。
気象は激しいが、ときどき寂しそうな顔をする。年配女性票ねらい。



2020年6月30日火曜日

真実の分布

真実は人による。
人の数だけ真実がある。
したがって、真実は正規分布を描く。

目の不自由な人がおり、
耳の不自由な人がおり、
両方不自由でない人が大多数である。

という状況では、



この図の(中間意見)が大多数になる。
経済成長より弱者救済を優先すると、共産主義になる。
逆だと自由主義になる。

どちらにウェイトが置かれるかは、
社会事象なので必ず波打つ。
この20年くらいは「耳」より過ぎたと思う。
しばらく「目」に寄るだろう。

だが最終的には、中間意見の真ん中に落ち着いてゆく。
人類の成長の極限点にはそうなるのだろう。

続いて経済政策議論に入りたいのだが、
知識がないので、概念だけ示してこれで終わりである。
あしからず。