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2014年10月10日金曜日

こぶとり爺さん

内田樹が、
「こぶとり爺さん」の話は
「不条理な話」だと解説している本を読んだ。
私の見解では、不適切な解説である。


Wikiの解説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%B6%E3%81%A8%E3%82%8A%E3%81%98%E3%81%84%E3%81%95%E3%82%93
も不適切に思われる。


この話は
「異人交易はタイムラグが発生する、
しかし最終的にはスクエアになる」
という内容である。


だいたい、日本の昔話に鬼やら動物やら山姥やらが出てきたら、
異人交易のネタである確率が高いと思って間違いない。


いわゆる「読む」「深読みする」と呼ばれているいう行為は、
マニュアルもなければ問題集もなく、
実を言うと完全な正解も無い。
それでもより確からしい答えを探らなければならないのだが、
完全な正解がないゆえに、
ばかばかしくなって途中で止める人が多いようである。
気持ちは分かる。
私もほぼ毎日ばかばかしくなる。
しかし私には他に能が無いので、仕方なくやっている。

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