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2020年3月4日水曜日

グロテスク・ラーメンとトイレットペーパー

なぜオイルショックでもコロナショックでも、
トイレットペーパーを買い求めてしまうのか。
私なりに考えた。

日本人は別に合理主義の民族ではない。
感情ドロドロ民族である。
普段は礼儀正しさでごまかしているが、
魂の中はこれである。

Jomon Vessel with Flame-like Ornamentation, attributed provenance Umataka, Nagaoka-shi, Niigata, Jomon period, 3000-2000 BC - Tokyo National Museum - DSC05620.JPG
Daderot - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる


若い人は高度情報化で頭が良くなっている。
無駄な情報は即座に切り捨て、興味のあることに邁進する。
おかげて超合理的な脳みそを獲得しているが、
魂は縄文式土器のままであるから、
魂と知性に乖離が生まれる。
乖離を埋めているのがグロテスク・ラーメンである。
グロテスク・ラーメンというのは私が勝手につけた名称である。
具体的な店舗名・商品名は出さない。
汚くて臭くてまずい。
若者がなんのために食っているのか疑問だったのだが、
魂と知性の間を埋めるためと考えると、納得がゆく。
頭が良すぎて知性を時々貶める必要があるのである。

さて、ここまででなぜトイレットペーパーを買いたくなるのか、
明らかになったと思う。
グロテスク・ラーメンとが逆である。
知性を貶めるためではなく、
恐怖を感じた日本人が、
恐怖による魂の爆発を抑えるために買うのである。
つまりどうも、日本人の魂は、なんというか、そういう色と形をしたもののようである。
あまり幸福な推察ではなかったのでこれで終わり。

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