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2014年2月25日火曜日

メタレベル

メタレベルという言い方か正しいかどうか実は自信が無いのだが、
表面的な意味以上の意味を、作品全体で表現していることがある。

宮崎駿の映画で列挙する

千と千尋の神かくし(貨幣論・文明論)
ハウルの動く城(ネット社会と動力としての原子エネルギー)
崖の下のポニョ(遺伝子工学)
風立ちぬ(キリスト教、とくにヨハネのモクジロクへの異議申し立て)


小津安二郎ならば
東京物語(時間の静止と時間の再開)
浮雲(利得と損失のバランス)
秋刀魚の味(戦争(荒事)と恋愛(和事)の同一化)

すべての作品がそのような答えがあるわけではないし、
答えがあるから上等な作品というわけでもないが、
そのように読める作品も存在しており、
そのような作品はそのように読まなければならない。


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