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2018年7月9日月曜日

選手の話

日本=ベルギー戦後の選手の話で気がついた。
最後無理してコーナーキックで攻めていたのは、
「延長になったら日本が不利」と思っていたようである。

確かに延長は選手の動きが鈍る、粗放的になる。
そしてロングシュート合戦になったりしたら、
キーパーの力量が違いすぎる。
だから不利というのはあるかもしれない。

しかし、
1、ルカクの体形を見よ。延長戦では縦に転がる以外、移動方法がなくなるのは明白である
2、香川、乾、本田がいる限りチャンスは十分作れる。

ということから見て、若干日本有利だったはずである。
ここに見られるのは、

1、みやみに味方を恐れる
2、敵もむやみに恐れる
3、危機的状況では判断力を失う
という日本の伝統的な思考回路である。

1、むやみに味方を恐れる、の部分はそれなりに正しい。しかし敵はそれほど怖くなかった。日本人は(一之瀬俊哉が明らかにしているとおり)移動能力は高いのである。消耗してもなお高い。

もしかして「川島が怖いから」と言えないから「敵が強かったから」と選手が言い換えている可能性も、ある気もしてきた。このあたり、タブーなく議論すべきである。「キーパーを叩くとキーパーをやる子供がいなくなる」というのは、議論として論外。血も涙もない冷静な分析をしないなら、そもそもサッカー(にかぎらずなんでも)するべきでない。

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