作家の村上春樹氏が、一時期アメリカの大学で文学を教えていた。
自分の作品、例えば「ノルウェイの森」を学生に読ませる。
学生一人ひとりに解釈を聞いてゆく。
色んな感じ方があって面白い。
ところが最後に学生たちが言い出す。
「で、正解はどれなんですか?」
村上は、いや文学ってのは正解とかそういうもんじゃなくて、
おのおの色んな事を感じてもらえばいいんだと言う。
すると学生が怒りだす。
「作者が正解わからないってことはないだろう!!」
なかなか大変である。
良く言えばアメリカ人は真実を求める気持ちが強いのだろう。
悪く言えば、幼稚である。
MMTの騒動みていて以上を思い出した。
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