「斜陽」をアップした。
「斜陽」解説【太宰治】
https://matome.naver.jp/odai/2153720161167446001
疲れた。自分の読み解き史上最大に疲れた。平和の中でのうのうとパソコンいじっている自分のような人間には、重すぎる内容だった。解析していて逃げたくなった。
「斜陽」という言葉は実は「走れメロス」にも出てくる。夕日を追いかけて走る物語だから、出てきて当然である。シラーの詩から、全体を対句表現で仕上げれることに気がついた太宰は、「走れメロス」を書いた。その構成が自分でも気に入っていたのだろう。構成を考えるうち、物語とはなにか、よい物語とはなにか、を考え、練り上げ、最終的に「斜陽」にたどりついた。
Naverに掲載した表
これだけでは十分な説明ではない。
それぞれの節の内容は、それぞれ密接に対応している。
その対応が太宰最大の苦労だったはずだが、私も十分に読み解けていない。
しかし、疲れた。不十分な点が多いのだが、これ以上の解析は体力が持たない。「銀河鉄道」を書いた宮沢賢治、「斜陽」を書いた太宰治、いずれも体をやちゃっている。この形式そのものに、どうも人間の生命を吸い取る魔力みたいなものがあるのかもしれない。オカルトめくが。
数学者が大定理に挑んだあげくに、つぎつぎと発狂、廃人になるのと、少々似ていると思う。数学は精神をやるが、文学は体力をやるようである。
ページ
2018年9月18日火曜日
2018年7月9日月曜日
選手の話
日本=ベルギー戦後の選手の話で気がついた。
最後無理してコーナーキックで攻めていたのは、
「延長になったら日本が不利」と思っていたようである。
確かに延長は選手の動きが鈍る、粗放的になる。
そしてロングシュート合戦になったりしたら、
キーパーの力量が違いすぎる。
だから不利というのはあるかもしれない。
しかし、
1、ルカクの体形を見よ。延長戦では縦に転がる以外、移動方法がなくなるのは明白である
2、香川、乾、本田がいる限りチャンスは十分作れる。
ということから見て、若干日本有利だったはずである。
ここに見られるのは、
1、みやみに味方を恐れる
2、敵もむやみに恐れる
3、危機的状況では判断力を失う
という日本の伝統的な思考回路である。
1、むやみに味方を恐れる、の部分はそれなりに正しい。しかし敵はそれほど怖くなかった。日本人は(一之瀬俊哉が明らかにしているとおり)移動能力は高いのである。消耗してもなお高い。
もしかして「川島が怖いから」と言えないから「敵が強かったから」と選手が言い換えている可能性も、ある気もしてきた。このあたり、タブーなく議論すべきである。「キーパーを叩くとキーパーをやる子供がいなくなる」というのは、議論として論外。血も涙もない冷静な分析をしないなら、そもそもサッカー(にかぎらずなんでも)するべきでない。
最後無理してコーナーキックで攻めていたのは、
「延長になったら日本が不利」と思っていたようである。
確かに延長は選手の動きが鈍る、粗放的になる。
そしてロングシュート合戦になったりしたら、
キーパーの力量が違いすぎる。
だから不利というのはあるかもしれない。
しかし、
1、ルカクの体形を見よ。延長戦では縦に転がる以外、移動方法がなくなるのは明白である
2、香川、乾、本田がいる限りチャンスは十分作れる。
ということから見て、若干日本有利だったはずである。
ここに見られるのは、
1、みやみに味方を恐れる
2、敵もむやみに恐れる
3、危機的状況では判断力を失う
という日本の伝統的な思考回路である。
1、むやみに味方を恐れる、の部分はそれなりに正しい。しかし敵はそれほど怖くなかった。日本人は(一之瀬俊哉が明らかにしているとおり)移動能力は高いのである。消耗してもなお高い。
もしかして「川島が怖いから」と言えないから「敵が強かったから」と選手が言い換えている可能性も、ある気もしてきた。このあたり、タブーなく議論すべきである。「キーパーを叩くとキーパーをやる子供がいなくなる」というのは、議論として論外。血も涙もない冷静な分析をしないなら、そもそもサッカー(にかぎらずなんでも)するべきでない。
2018年7月3日火曜日
敗北
残念です。総括します。
1、やはり日本は柔軟な判断が苦手。パニックになりやすい。落ち着いて延長戦に入れれば勝機があった。克服方法は簡単。柔軟な判断が苦手、ということを認識するだけでよい
2、選手や監督が思っているよりも強い。しかし自分で自分の強さを十分把握していない。だから強さを管理できない。サッカー界に、こういう強さを表現する言葉が十分にはないのだろうと思う。しかし解説が充実してきているので、言葉も充実してゆくだろう。前途は明るい。
3、最大の強みは、選手同士が話し合って連携を構築できること。後半開始前の香川の熱弁が2得点を生んだ。自律的に発展できる集団。しかし実は管理は普通の国よりも難しい。川島にたいする不審、絶望が、あせるプレーにつながり、負けに繋がった。
1、やはり日本は柔軟な判断が苦手。パニックになりやすい。落ち着いて延長戦に入れれば勝機があった。克服方法は簡単。柔軟な判断が苦手、ということを認識するだけでよい
2、選手や監督が思っているよりも強い。しかし自分で自分の強さを十分把握していない。だから強さを管理できない。サッカー界に、こういう強さを表現する言葉が十分にはないのだろうと思う。しかし解説が充実してきているので、言葉も充実してゆくだろう。前途は明るい。
3、最大の強みは、選手同士が話し合って連携を構築できること。後半開始前の香川の熱弁が2得点を生んだ。自律的に発展できる集団。しかし実は管理は普通の国よりも難しい。川島にたいする不審、絶望が、あせるプレーにつながり、負けに繋がった。
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