「ニーベルングの指環」は、毒(あるいは薬、あるいはフライヤのリンゴ)がストーリーを振り回す。それはワーグナーが旧約聖書創世記のエデンの園にある「知恵の木」「命の木」を下敷きにしたからである。
http://matome.naver.jp/odai/2145422365080853401/2145433590004364903
その薬、毒の使用は都合8回ある。
http://matome.naver.jp/odai/2145422365080853401/2145433590004365103
ところで、「豊饒の海」での手紙の出現は8回ある。
三島は明らかに、「指環」での毒を、「豊饒」での手紙に置き換えてある。
しかし、どうもそれが、バイブルの創世記由来とは気づかなかったようである。
残念だが、それでも最初の2通を最後の2通を対称に書いて、上手に組み立てている。ここらへんは秀才である。
0 件のコメント:
コメントを投稿